久慈記~Kujiki~

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最近何気に懐古してしまう…

 自分は子供の頃からプロ野球が好きでしたが、特に「この選手が好き」というのはずっとなくて、今のように細かいところまで見るのが好きになっていったのは'98年くらいからでした。

 この年、ドラゴンズは前年大失敗したドーム野球への適応を更に推進させるため、機動力と守備力を重視した補強をしました。主力であった大豊、パウエル、矢野らを放出して、韓国から俊足の李鍾範、阪神から久慈、関川、ドラフトでは即戦力の川上らを獲得。それまでの中日の売りだった打ち勝つ「強竜打線」のイメージを捨て、投手力を軸としたディフェンスの野球を標榜したわけです。

 これが成功してこの年は2位、翌'99年はペナントレースを制覇…となっていくわけですが、この時取ったこの方針転換が、今もいい形で中日ドラゴンズの根源となっています。

 そんな中日にとって重大な転機となった'98年。阪神から移籍してきた久慈さんの守備を見て、今までの「野球選手は打ってナンボ」という価値観は、すっかり壊されました。
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 とにかく上手い。打って勝つ試合は何度も観てきましたが、守備で勝つ試合、守備で流れを変える試合というのも野球にはあるんだな…というのを初めて知ったのも久慈さんのプレーを観てからでした。ボールが吸い込まれるようにグラブに収まり、ヒットがアウトになる。こんなに凄いこことはないですよ。当時テレビの解説者が久慈さんのファインプレーを目の当たりにして、「ヒット3本分に値するプレーですね」と言っていたのを今でも思い出します。また、そういう素晴らしいプレーをした後の久慈さんのちょっと照れ笑いのような笑顔が好きで、そういう当時のプレーの1つ1つが今でも自分の脳裏には焼きついています。

 正直、阪神時代にはそれほど注目していなかった久慈さんでしたが、中日に来てこうしてそのプレーを観てからファンになり、以後、好きになる野球選手は決して打線の中軸を打つ打者ではなく、一芸に秀でた選手、特に足が速いとか守備が上手いといった選手に限られるようになりました(笑)。
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 以後、久慈さんは控えにまわるようになりましたが、阪神移籍後の'03年には守備固めやバント、たまのスタメンなどでは打つ方でも大いに活躍し、優勝に貢献しました。

 久慈さんをスタメンで観たい!という思いも当然ありますが、要所要所でバントを決めたり守備を固めたりという仕事もなかなか玄人好みで観ていて嬉しいものです。決して一面を飾るような仕事ではないかもしれませんが、三面などにひっそり久慈さんのコメントが出ていたりすると思わずニヤリとしてしまったものです。
 
 久慈さんが一軍の舞台から消えてもう2ヶ月。また久慈さんのこんな活躍を観たいと思っているファンも多いはずです。早く一軍に上がってきて欲しいです。切願。
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【この写真はぺんぎんさんに頂いた広島市民球場での'00年の写真です。上の2枚は'01年に試合後ナゴヤドームの外の通路で売られていた写真(オフィシャルのものではなく個人が撮影したもの)よりスキャン】

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by Izanagi32 | 2005-07-25 10:18 | 久慈照嘉関連 | Comments(2)
Commented by A☆K at 2005-07-26 23:50 x
こんばんは☆ お久しぶりです。
こちらのブログ、開設当初から拝見していましたが、
挨拶が遅れてしまってすみません(^^;;
イザナギさんの相変わらずの久慈愛ぶり、嬉しいです。
今ではすっかり縦じまのユニフォームに慣れてしまいましたが
中日時代の久慈さんも素敵だったな・・・とこの写真を見て
あらためて実感しました☆

でわでわ。またこれからものぞかせていただきますね~。
Commented by Izanagi32 at 2005-07-27 11:17
お久しぶりです♪

自分は中日時代の久慈ユニを今も球場で着ているので見慣れていますが、タテジマの久慈ユニに見慣れてしまった方が見ると中日のユニを着た久慈さんにはちょっと違和感があるかもしれませんね~。
ネタがないため久慈さんの記事はなかなか書けませんが、またちょくちょく覗いて下さいね(^^)

元・阪神&中日(現・阪神一軍守備走塁コーチ)の久慈照嘉ファンブログです。管理人はカープファンでもあります。


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