久慈記~Kujiki~

kuji.exblog.jp ブログトップ

大西トレード要員…

 大変ご無沙汰になってしまいました。嫁の出産、帰省に連れ合い、自分も双方の実家を転々としていてブログを更新する時間もネット環境もなかったため、ずっと更新出来ませんでした。この更新停止中にもご来訪くださった方々に深くお詫び申し上げると共に、変わらぬご愛顧に厚く御礼申し上げます。

 さて…。半月あまりの更新停止中にプロ野球界も色々な出来事がありましたが、何から書こうか正直今こうしてPCに向かっていても考えがまとまらないのですが…。

 まず、今オフ、トレード要員となったドラゴンズの大西選手のことから書きたいと思います。

 大西は、星野監督時代は打つ方はダメでしたが代走・守備固め要員として今で言うスーパーサブの1人として、久慈さん、ナベさんと共にドラゴンズベンチにとってなくてはならない存在でした。それが山田監督時代に打撃の方も力を付けて半レギュラーに成長、'02年は115試合で打率.307と結果を出し、'03年には同じレフトの関川と、共に打率3割を越える中でのハイレベルなスタメン争いを繰り広げたのでした(結果、大西は119試合出場で打率.313、本塁打9、35打点と自己最高の成績)。勿論、関川がスタメンの時も代打や代走、守備固めで途中出場してチームに貢献しました。

 あれは星野監督時代の'00年だったでしょうか。中日の種田の打席で、主審の橘高さんの判定に抗議してベンチから星野監督以下全員が飛び出した時、大西は真っ先に飛び出して審判に打撃を加えて骨折させて出場停止処分になったりして、「自分の打席でもないのに何で大西が審判殴って退場になっとんの!」という感じで笑い話として(橘高さんには失礼ですが)中日ファンの間で大西の名前は有名になったのでした。

 そうしたケンカっ早い一面もある一方、契約更改で自分の成績が評価されないことに悔し涙を見せるなど意外に涙もろい所を覗かせた('02年、'03年と、契約更改時のその悔し涙の大西が中スポの一面を飾った)り、試合ではその気迫溢れる走塁と打撃、そして手を芝生で火傷だらけにして飛び込んでいくガッツ溢れる守備でファンを魅了し、また球場に来たファンを大切にする姿勢は多くの中日ファンの共感を呼びました。その結果、大西が打席に入る時にテーマ曲の「それが大事」が流れると、関川や井端らの時と同じくらいの大歓声と歌声とリズムに合わせたメガホンの音がドームに響き渡るのでした。それだけファンに愛されていた選手だったんです、大西は。

 しかし昨年落合監督になって大西の扱いは完全に控え。代打でヒットを打って塁に出ても、即代走を出され土谷や英智らと交代ということが多く、チームメイトの川相さんの著書『明日への送りバント』の中でも、2004年シーズン中、こういう起用法に落ち込み悩んだ大西のメンタル面での相談に乗った事が書かれています。

 そして2004年オフ。野口、平松、遠藤らと共に「名古屋残留組は全員トレード要員」と通告されましたが、結局「どうしてもドラゴンズでやりたい」と懇願して残留(これは今オフ、正式にトレード要員になった時に判明したことですが)。今季は開幕こそ二軍でしたが、5月に一軍に昇格すると代打で即結果を出し、その後はスタメン起用もあって大西健在をアピールしたものの、ペナントレース中盤以降は再び出番は減り、結局今季は49試合のみの出場でした(打率.246、本塁打1、打点12)。

 10月初旬、ドラゴンズはシーズン終了を待たずに幕田、田上らに戦力外を通告すると共に、平松、森、都築、仲澤をトレード要員である、と発表しました。これは昨年の野口、遠藤らの時と同じパターンですが、今回は追記として、「彼らに関しては、もしトレードが成立しなかった場合でもドラゴンズは契約しない」とありました。つまり、引き取り先がなければ自由契約というわけです。

 この手法は、昨オフに筒井壮が喰らいました。トライアウトも終わった12月半ばになって「トレードを模索したけど相手が見つからなかったからクビです」と…(この「事件」については別記で詳しく書いているのでそちらを参照して下さい)。

 そもそも、「こいつとこいつはトレード要員です」なんてことを発表する必要があるのか、それ自体が疑問です。対象となった選手の気持ちを考えてあげて下さいよ。トレードが決まるまでの精神的苦痛、決まらずにクビにされた時はその二重の苦痛ですよ。それなら早く自由契約にしてあげた方がどれだけ本人にとって移籍先が探しやすいか。

 それに、事前に「トレード要員」なんて公表した時点で相手に足元見られるんじゃないですか? 平松や森だって一軍で使われていた時はそれなりに結果を出してたじゃないですか。確かに今のドラゴンズでは彼らの出る機会はないのかもしれないけど、足元見られて彼らと交換で使えない選手獲ったって仕方ないでしょう。そんなトレードをしても、結局今年の大友や玉野のようにろくに使わずに1年でクビにして終わるだけじゃないですか。

 おっと…。本題から逸れて感情的になってしまいました(汗)。ええと、大西です。大西も、平松、森らのトレード要員公表に続いて、土谷と共にトレード要員になった、と後日発表になりました。この記事が出た時には先述の「相手が見つからなかった場合でももう契約しない」ということは書かれていませんでしたが、大西からの惜別の言葉も一緒に記事になって載っていたので、退団は確定的なようです。

 昨年の関川といい、今年の大西といい、ファンに愛されたガッツのある選手達が次々と落合監督に見切られてチームを去って行く……。何とも悲しくてやり切れません。いい意味でとんがっている選手は落合野球には合わないのでしょうか。落合監督は、命令に忠実に従う駒ばかりのチームを作りたいのでしょうか。気合、気迫、根性……そういう精神論は今のドラゴンズに必要ないように思えます。大西の戦力外は、落合監督が星野監督時代とは全く違ったチーム作りを進めているんだなぁ…と改めて痛感されられた出来事でした。こんなドラゴンズに、自分は一抹の寂しさを覚えます…。

 とにもかくにも、大西、平松らトレード要員と公表された選手達の移籍先が早く決まることを祈っています。そして今年の関川や山﨑のように、新天地で思いっきりプレーして、ファンを喜ばせて下さい。


 …生え抜きの元エース・野口がFA移籍確実と言われ、ここへ来てベテランの生え抜きの井上も球団のFAの下交渉で憤慨して移籍を示唆する態度を取っています。観客の激減で今季の球団赤字が10億円、その影響で来季から秋季キャンプも沖縄でなく地元で…なんていう話も出ています。

 来年のドラゴンズは、どうなっていくのでしょうか。

にほんブログ村 野球ブログへ
[PR]
by Izanagi32 | 2005-10-25 09:48 | 中日ドラゴンズ関連 | Comments(5)
Commented at 2005-10-25 23:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Izanagi32 at 2005-10-26 10:15
非公開で頂いたコメントでしたのでどのような形で返信させて頂こうか考えたのですが…
あえて普通にコメントさせて頂きますね(^^)

今年は開幕前から改革元年なんて言われていましたが、その影響なのか反動なのか、確かにこのオフには各球団ともベテラン勢への冷遇が相次いでいます。

前途有望な新人の入団は喜ばしいことですが、どこも今まで球団を担ってきたベテラン選手達への配慮が欠けているような気がします。

勿論、力の衰えた選手が去っていくのはこの世界仕方ないことですが、プロ野球は興行であり、娯楽であるわけですから、ただ強いチームを作ることだけが最優先なのではなく、ファンを楽しませ、喜ばせることが第一義だと思います。

ドラゴンズに関して言えば、この2年で確かにチーム自体は強くなりましたが、その点が欠けているからこそ年々観客が激減しているんだと思います。

おっしゃる通り、ファンにはこうしてブログなどで発言していくことしか出来ないわけですが、あまり感情的になり過ぎない程度に、これからも色々と書き綴っていくつもりです。

温かいコメント、ありがとうございました。
ブログを続けていく励みになります(^^)
Commented by yukito at 2005-10-26 13:05 x
こんにちは。今日の中日スポーツに井上のことがでていましたね。谷繁と野口は気になっていましたが正直井上がFAだったのは忘れてましたw
でも、生えぬきの選手のこういう話題が続く中日なんて星野監督のころは想像もできませんでしたね。。。
Commented by Izanagi32 at 2005-10-27 13:42
そうですね、今までFAで出て行った現役時代の落合さんも前田幸も
確かに生え抜きではありませんからね。

野口はFA市場で大モテですが、井上は微妙ですね。FAしても
獲得に動く球団があるかどうか…。
こういう選手が足元見られるような形で低条件を提示されるのは
仕方ないことですがかわいそうな気がします…。
Commented by yukito at 2005-10-27 18:56 x
いまネットでニュース見ましたが、大西は巨人に決まったようですね。ショーゴーは日ハムということでホッとしていましたが、同じリーグのしかも巨人というのは複雑ですね。
でみもとりあえず大西には頑張ってもらいたいです。ドラゴンズ戦では程ほどに・・・w

元・阪神&中日(現・阪神一軍守備走塁コーチ)の久慈照嘉ファンブログです。管理人はカープファンでもあります。


by Izanagi32
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite