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久慈記~Kujiki~

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我が家の契約更改

 先日、我が家で自分の小遣いの契約更改(?)が行なわれました。

 一般家庭のサラリーマンの毎月の小遣いが幾らくらいなのか正確には分かりませんが、自分の周りの20代~30代の妻帯者の場合を見てみると、だいたい15000~30000円くらいが相場のようです。我が家では共働きということもあって同世代の中では最大額に近い30000円を毎月小遣いとしてもらっていましたが、嫁が産休・育休に入って収入が減ったため、それに併せて自分の小遣いも減額になることになったのです。

 減額自体は家族の生活の都合もあるので普通に受け入れたのですが、気になるのはその下げ幅です。最初の段階ではキリ良く5000円ダウンの25000円くらいかな~とか予想していたんですが、今回の交渉で最初に提示された額は何と10000円ダウンの20000円。イタタタっ、キリ良過ぎですぅ!

 毎月もらった分はきれいに使い切っていた自分にとっていきなりの33%ダウンはかなり厳しいので、そこで双方が納得して気持ち良く家庭生活を送るため(笑)、交渉をすることになりました。

 自分の希望として、最初は自分の給料の手取りの1割という案を出しましたが、自分の給料は夜勤や残業の多寡で毎月結構変動するのでその案は自分にとってリスクも大きいなと思い、この案は自ら取り下げ(笑)。次に5000円ダウンの25000円を逆提示しましたがこれは端からどうも無理そう。その後は「21000円」「それはきつい…。24000円は?」「多過ぎ。じゃあ22000円」「え~、せめて23000円」とお互い譲歩しつつも、もともと下げ幅も規則や根拠のあることではないので互いの主張に説得力がなく、相手を納得させられず額が決まりません。このままでは20000円で話が決着してしまう…。

 そこで自分が思いついたのが、プロ野球界の年俸制度。1億円以上の選手はまた変わってきますが、基本的にそれ以下の選手の年俸の減額は25%までと協約で取り決められています。それを例に挙げ、「野球選手でも25%って決まってるんだから、俺の小遣いの減額もその範囲内にしてよ」と話したところ、それが妙に説得力があったのか、はたまた仕方なく折れてくれたのか(おそらく後者)、嫁もこの案を受け入れてくれ、そこから色々細かい条件を話し合い、最終的に30000円から25%ダウンの22500円プラス出来高払い(夏と冬のボーナス時に手取り額に応じた金一封を特別支給)とオプション付き(来年中日の春田君のユニフォームを作る際の資金を一部負担)というなかなかの好条件で無事契約を更改することが出来ました(笑)。

 25%ダウンは結構痛いんですが、家庭のためのダウンですから納得しての更改です。でも、今までなかった出来高が加わったのはかなり嬉しいかも(笑)。まあこちらは文字通り自分の稼ぎが少ないとその分もらえる額も減るわけですが、それでもないよりある方が嬉しいですからね。ユニフォーム代一部負担も嬉しいオプションです(どうしてこんなオプションが付いたかはまた後日…)。

 …プロ野球選手の契約更改を見ていると「アップが少ないから保留」とか「ダウンに納得出来ないから保留」なんて記事をよく見かけますが、自分、今まではそういうのをあんまり快く思っていなかったんですよね。なんか最終的にゴネ得になってるような気がして。それが、今回自分が同じようなことを経験してみて、やっぱり双方が納得いくまで話し合うことって大事だなって(笑)。
我が家の契約更改_d0047363_130155.jpg

 久慈さんが中日時代の'01年オフの契約更改の席で、当初7500万円から約27 %ダウンの5500万円を提示されて、その後の話し合いで最終的に20%ダウンの6000万円で更改した時に、「球団の温情に感謝しています」とコメントしていましたが(上写真の記事参照)、自分もまさに今回はその時の久慈さんと同じ状況、同じ心境で、ただひたすら嫁の温情には感謝感謝でした。ごますり(笑)? いやいや、本心からそう思ってますよ~…。

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by Izanagi32 | 2005-12-20 13:00 | 久慈照嘉関連

元・阪神&中日(現・阪神一軍守備走塁コーチ)の久慈照嘉ファンブログです。管理人はカープファンでもあります。


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