久慈記~Kujiki~

kuji.exblog.jp ブログトップ

久慈さんサヨナラタイムリー!

 ここのところ出番の減っていた久慈さんですが、今日は大きな大きな仕事をしてくれました! 甲子園で行われた対カープ戦第17回戦で、延長11回にサヨナラタイムリー!  

 いやー。ここのところは守備固めが主で打つ方があまりクローズアップされていなかったので、それがサヨナラヒットという最高の結果になったことは嬉しい限りですよ。延長11回、アリアスが四球で出て代走は俊足の秀太。沖原がこれを送って矢野敬遠。カープバッテリーは久慈さんと勝負を選んだわけですよ。こういう時の打者の心理というのはいかがなものなんでしょう? 「くそっ、なめやがって」って感じなのでしょうか。でも、スポーツニュースで見たこの場面、久慈さんは闘志を燃やしているという感じではなく、ごくごく冷静に打席に入っていたような。そりゃ酸いも甘いも見てきたベテラン選手ですからね。こんなことで我を失うことなんてことはないのかもしれません。

 結果、久慈さんは左中間にサヨナラツーベース。ベンチから飛び出してきたナインにもみくちゃにされる久慈さん。大観衆の大歓声に笑顔の久慈さん。一昨年、昨年と出番がなく、昨オフには移籍先が決まらず弱気になったこともあると思います。でも辛抱していればこんないい事だってあるんですから……おめでとう、久慈さん。

 試合後、星野監督のサイトで監督はこういうコメントをされています。

 「しびれたよ。あいつが打ってくれたのが、とりわけうれしい。阪神から中日に移ったのも、中日から阪神に呼び戻したのも、星野だから、因縁が深い。守りのスペシャリストだけ、という評価は、大間違い。それを自ら証明したな。ベルトあたりに来たら、思い切り行け! といったが、初球、そんなこと関係なしに、積極的に行ったのは、かれの意地だったか。レギュラーではないが、じっと我慢の男が、ここぞ出番、というときに、しっかりした仕事を、してくれる。縁の下から、タイガースの「表」を支える。必要不可欠の人材なんだ」

 久慈ファンにとって、これ以上ない嬉しいコメントですよね。でも、中日時代の久慈さんと星野監督のことをよく知っている人なら、これとまったく同内容のコメントが、久慈さん移籍2年目の'99年のシーズン中に星野監督の口から出たことをよく覚えているはずです。
 
 その年、久慈さんは開幕から福留の控えに回り、スタメンでの起用はほとんどありませんでした。しかし、今年のように試合終盤の守備固めや数少ない打席で結果を出し、「マウンドの守護神が宣銅烈なら、内野の守護神は久慈」とまで言われるようになりました。チームが優勝を決めた試合では、途中出場ながら3打数3安打2打点と、4対0からの大逆転劇の口火を切り、勝ち越しの決勝のホームを踏んだのも久慈さんでした。その年は規定打席には達しなかったものの打率は3割を越え、契約更改の席では年俸も自己最高の8,500万円を勝ち獲り、フロントからの評価も非常に高く、久慈さんの絶頂期だったと言えるかもしれません。

 しかし、翌年から状況は一変。開幕直後こそ昨年同様に福留の守備固めで起用されましたが、出番はだんだんと減り、不振の福留が二軍に落ちた後は森野や井端と言った若手が起用され、出番のない久慈さんは「気持ちが切れた」と言ってFA騒ぎになったわけです。翌年もそうでしたが、若手と競争する前に出場機会すら与えられないわけですから、競争も何もありません。「必要不可欠」って言ったのは何だったんですか?

 中日時代をよく知る人なら、久慈さんを干したのが誰か、よく知っているはずです。星野監督はファンを喜ばせるのが非常にうまい人です。自分的には、このコメントを見て、星野監督は相変わらず調子いいなぁ、と正直思いました…。
[PR]
by Izanagi32 | 2003-07-20 00:00 | 久慈照嘉関連 | Comments(0)

元・阪神&中日(現・阪神一軍守備走塁コーチ)の久慈照嘉ファンブログです。管理人はカープファンでもあります。


by Izanagi32
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite