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久慈記~Kujiki~

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中日・井端の追い求める後ろ姿

 慈・リバイバル・ブームなんでしょーか。

 今日、仕事帰りに何気にコンビニに寄り中スポを買って読んでみたら、久慈さんの事が書かれていました。
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 中スポでは不定期に「丸ごと○○」といった感じで毎回選手を一人ずつ紙面1面を使って紹介しているのですが、今回取り上げられていたのは井端。「引退したら少年野球チームを持ちたい」という夢や学生時代のエピソード、DJ OZMAとの交流、近況のミニインタビューなどが載っていましたが、その他に「背番号6」という見出しがあり、そこで久慈さんのことが書かれていたのです。
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 井端がドラゴンズに入団したのが98年。奇しくもこの年から久慈さんもドラゴンズに移籍してきており、春のキャンプでは当時のドラゴンズの「若手とベテランを同室にする」という方針から久慈さんと井端は同室となり、まさに公私共に一緒のキャンプを過ごしたのでした。

 大卒1年目の井端にとって、球界屈指の名ショートの久慈さんのプレーを間近で見られたことは大いに刺激となったのでしょう。「球界でも1、2の守備のうまい人です。ひたすら、後ろから、斜めから、どこからでも見てました」とこの記事の中で井端も語っています。

 井端がショートのレギュラーに定着した01年は、勝ち試合では守備固めで久慈さんがショートに入り井端はセカンドに回るのが定番でしたが、井端が遊撃手として大きく成長した02年は、勝ち試合でも井端は最後までショートを守り、久慈さんはセカンドの守備固めに入るようになりました。当時の週ベのインタビューで井端は、「セリーグで一番うまいと思うショートは久慈さん。だから今、自分の横で久慈さんがセカンドを守っていると「これでいいのかなぁ?」と思う」と複雑な心境を吐露していました。

 04年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、今や日本球界を代表する名ショートとなった井端が、果たして今現在、久慈さんのことをどう思っているのかひそかにずっと気になっていたのですが、この記事の中で井端は、「久慈さんには、未だに追いついていないと思ってます」と語っており、今も理想の守備を追い求めていることが書かれていました。

 今やゴールデングラブの常連となった井端に、多大な影響を与えた名手・久慈。その退団後、井端本人の希望で井端は久慈さんの付けていた背番号6を継承しました。しかし、井端の継承したものはその背番号だけではないことがこの記事で分かり、嬉しくなりました。

 …これを読んだ久慈ファンで阪神ファンの人が、牛若丸三世(?)とも言うべきドラゴンズの井端も応援してくれるようになったら、嬉しいな~。
by Izanagi32 | 2007-08-28 22:11 | 久慈照嘉関連

元・阪神&中日(現・阪神一軍守備走塁コーチ)の久慈照嘉ファンブログです。管理人はカープファンでもあります。


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